Sunday, October 5, 2014

リンゴ狩りからヤギ狩りへ

息子の幼稚園の遠足で近くの可愛らしい農場へリンゴ狩りに行った。

旦那は週末仕事で平日2日の休日があるので遠足に同伴。

旦那はリンゴ狩り人生初めてで息子よりはしゃいでいた。

まず幼稚園児待ち合わせ場所でお店を見つけた旦那!団体行動が苦手な彼は早速一人でお店の中に入りドーナツを購入。待ち合わせ時間に一人でパクパク。6個のドーナツをこれは美味しすぎる!といって一気に平らげた。


リンゴ狩りには付き物のヘイライド!これは藁の椅子?をトラクターに積んでそこに座ってリンゴの木がある場所まで移動。

ガタゴトゆっくり幼稚園児と両親がギュウギュウ詰めになってトラクターは進む。


リンゴの森?に到着すると幼稚園児達はキラキラ笑いながらリンゴを見つけ袋に詰めていた。


そんな中旦那は一番大きなリンゴを見つけるんだと張り切って高い身長を上手に使いこなし本当に大きいリンゴをもぎ取って食べていた。


そして帰りのヘイライド(藁椅子トラクター)にて。。。


トラクターの運転手から帰り道には色んな動物が見られます。
ヤギ、ラマ、鶏など皆さん注意して見ましょう、とのアナウンスがあった。

お母さん同伴が殆どだが今回旦那ともう一人お父さんの同伴があった。彼は控えめであまり他の親と交流せず言語も何語か全く聞き取れなかったのでシャイな方だなと観察していた。打って変わってトラクターに乗りながらお母様方と仲良く社交的に会話をしながらニコニコしていた旦那の目が突然光った!

ヤギを見つけたのだ!

「ヤギだ!あれは売り物か?いくらだ?今日の夕飯だ!」と叫んだ旦那。

平和だった幼稚園の遠足が一気にシーンとした!そして幼稚園の先生もビックリした様子でヤギをみながら、あれは売り物ではありません、、と苦笑い。。

そのシーンと静まり返った空気の流れを変えたのがなんと今まで一言も喋らなかったもう一人のお父さん!!!

「ここから15分ぐらい行ったところでヤギが買えるぞ。」と開口した。

周りの親もビックリ!!静寂度がアップする。。。(汗)

そして旦那は瞬発的に レッツゴー!と叫んだ。


もう他の両親も先生もなんとか会話を変えようと必死。私も幼稚園の可愛らしいリンゴ狩りの遠足でこんな冷や汗をかくとは予想もしていなかった。。


盛り上がっている二人の父親。教えてくれた彼はモロッコ出身。旦那はナイジェリアとモロッコはご近所さんだから(めっちゃ遠いけど)といってかなり喜んでいる。

(無口だったお父さんが突然情熱的にヤギ狩りについて話してくれている様子)

誰よりも早く遠足から退散しモロッコ人のお父さんと一緒に、、、

な、な、なぜかヤギ狩りに行く事に。。。

凄い展開だ。。。


リンゴ農場から車で15分ぐらいしたところに登場した場所。
なんとマニーの牧場と公には書いてあるが(ホームーページでも)それは全く嘘!!!
牛乳もチーズも売っている気配は全くない。


そこにはヤギ、羊、牛、豚、鶏、七面鳥など沢山の種類の動物がいた。

モロッコ人の父は「ここには12年間通っている。本当に素晴らしい」と絶賛している。
旦那のテンションはマックス!!

ここでビックリするのは買い手が選んだヤギをお店?の人がその場で首を刀で切り血抜きしてからガスバーナーで毛皮を焼く。到着した時は金網で出来たベッドに数分前に殺されたヤギが二匹ガスバーナーで焼かれていた。

その光景はグロテスクで3歳児の息子とモロッコ人の父の子はかなりショックを受けた様子。息子はこの後ずっと「お母さん、ヤギが可哀想、いやだって、悲しいって、焼かれて死んじゃったって」と落ちこんでいた。。息子にはだからお肉を食べるときや他の食べ物を食べるときにはキチンと「いただきます!!」と心を込めて言うのよ、と伝えた。

私もこんな衝撃的な光景は初めて見た。


後々旦那になぜガスバーナーで毛皮を焼いて中の肉が調理されないのか?と聞いたらブラジル人が脱毛するときに口にガソリンをいれて火を足に吹いた後パッと手で叩くとスッと奇麗に脱毛が出来るのと同じ原理だよ!と訳の分からない説明を受けた。。。。





ヤギは大きさによって一頭60ドルから120ドル(現金のみ)ぐらいで買えるそう。
そしてヤギ頭は無料。このニュースを聞いた旦那は物凄く興奮した。

ナイジェリア恒例料理に ”ンゴンゴ” というスープがありそれにはヤギの脳みそと足が必要。私も試食したことがあるがンゴンゴは相当苦くて辛くて固い!!ナイジェリアでは高級料理だそうでヤギ頭が無料で頂けるとは本当にありがたい!と喜んでいた。


義理母と旦那はいつもロードアイランド州までヤギ狩りに行くので今回リンゴ狩りに行ったお陰?でマサチューセッツ州でヤギ狩りが出来る場所を見つけて本当に幸せそう。

早速義理母に連絡すると

”いつ私をそこへ連れていってくれるの”との返事。

彼女は本当に喜んでいた。

無口だったモロッコ人のお父さんのお陰だ。ありがとう!


旦那にもし義理母が道端でヤギを見つけたらどうなるの?と聞いたら。。

エンド オブ ライフ!! (命の終わり)と断言。


英語の綴りを説明するのにAはApple(リンゴ) のAなどと説明するのだが義理母はなぜか電話で G はGoat(ヤギ)のGといつも説明しているのが印象的。


お陰さまで?大変思い出深い幼稚園の遠足となった。


国際結婚は本当に飽きない。。

         

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